約束

















「いなくなっちゃったんだ。」

「・・なんだ、急に。主語を言え、主語を。」

「カイが。」

「・・・・・倒置法か。」

「いいから聞いてよぉー。」

「・・ハイハイ。」














今目の前にいる恋人が、なんだか、寂しそうな目でオレを見ている。

そんな目をしながらオレに話しかける。







「カイと一緒に暮らしてどれくらい立つかな?」

「・・・3年。」

「3年もたつんだ、早いね。」

「・・・で?」

「え?」

「・・さっき言いかけてた事はなんなんだ?オレがいなくなったとか、どうとか。」

「あー・・、うん、カイがね、いなくなっちゃったの。夢の中で。」

「・・いなくなった?オレが?なんで。」

「寝てる夢を見たんだ。」

「寝てるのに寝てる夢見たのか。」

「うん。でね、夢の中で起きたら、いつもあたしの隣に寝てるカイが、いなかったの。」

「それで?」

「何処を、探しても、いないの。」

「・・それで?」

「スゴク、スゴク、・・・ホントに、悲しくて、寂しかった。」










オレがそんな事するわけないだろ、とか、そんな事を思いながら必死にその事を訴えてくるの話を

聞いてやった。今にも泣きそうなその顔が可愛くて、話も聞いていたけどそっちばかり見ていたなんて言ったら怒るんだろうな。














「カイは、スグに何処かに行っちゃうから。」

「・・行ったか?」

「行ったよ!!黙ってネオボーグに行ったり、黙ってBEGAに行ったり、・・・・黙って、その後何処か行ったり。」

「・・・・・そういえばそうだったかもな。」

「あの時、スゴイ不安だったんだよ。」

「すまない。」

「謝るくらいなら、なんか言ってよね。」

「あぁ。」

「・・・・・・だから、もう、何処にも行かないで。」














一言最後にそう言うと、カイの胸に顔を埋めギュっとカイにしがみつくように抱きつく

そんなを見て、愛しそうな目をしながらそっと頭を撫でて、そのまま抱きしめるカイ。
















「・・・あぁ、行かない。」










あぁ、そうか。

ずっと、不安だったんだ。

そんな夢まで見るくらいに。












「うん・・行かないで。」

「大丈夫だ。」

「約束して。」









にそう言われると、耳元でそっと囁いた。


















「─・・愛してる。」














その一言で十分なくらい


もう何処にも行かないと約束してくれたのが痛いほどに伝わってきました











*****
うっわ、スゴイ微妙。笑
短いし微妙だしどーしよもない。
カイさんはスグどっか行っちゃうからね。放浪癖あるからね。
そんな不安な気持ち。
カイさま、あんまり愛してるとか言わなそうな感じもするからその一言だけで安心できちゃうかな、って思って。