「。・・・。」
何度名前を呼んだって、彼女は俯いたまま。
三回目に名前を呼んだら、ようやく私の存在に気づいてくれた。
「・・・・・・ニア。」
「・・大丈夫ですか?・・・とは聞きません。けど、ご飯ぐらいは食べてください。」
「・・・・いらないよ。」
「2日、食べてないですよ。」
「・・・・・・・死なないもん、それぐらいじゃ・・・・。」
「体にはよくありません。」
「・・・・いいもん・・・・。」
ずっと、こう。
彼女は、私の目を見て話していない。
彼女が見ているのは、空。
「・・・・いいもん・・・・・いっそ、このまま死んじゃえばいい。」
「・・。いくら私でもその言葉には怒りますよ。」
「・・・・・・ニアが怒るなんて珍しい。」
「そうですよ。・・・・・そんな言葉、二度と言わないでください。」
「だって!!!・・・・・・だって・・・だって・・・」
Lが死んだ
そのときから、彼女はずっとこう。
ずっと塞ぎこんで、空ばかり見ている。
Lは彼女の、恋人だった。
キラに殺された。
「・・・エルが・・・・エルが・・エルが・・・・・だってエルが死んじゃった・・・・。」
「・・・・・・はい。」
「エルが死んじゃったら、あたし、・・・あたし・・・もう、どうしていいか・・・生きてたって、・・・・・もう嫌・・・。」
「だけど、Lは貴女が死ぬことなんて望んでないないはずです。」
「・・・そんなのずるい・・・だって、・・・なんで・・・・・・なんでじゃあ、そんなこと望んでないなら、
あたしを置いていっちゃったの・・・・。エルがいない世界なんて・・・・・・生きてたって、意味ない・・・」
私がいるじゃないですか
なんて、言えないのは
どうあがいても私はLに勝てないから
ワイミーズハウスでどんなにトップでいても
結局はLには絶対に適いっこない
彼女の心はずっとLのものだ
これからも、ずっと
Lはずっと彼女の一番だ
「私は・・・・・貴女がいない世界なんて嫌です。」
「・・・・・・・。」
「Lだって、そうですよ。」
「・・・・・・・うん・・。」
「だから死ぬとか、生きてる意味がないとか、・・・・言うのは禁止です。」
「・・・・・・ごめん、なさい。」
「私がLのかわりに、キラのいない平和な世界を作ります。必ず。」
「・・・・・・・・うん・・・。」
「Lの敵をうちます。」
「・・・・・うん・・・。」
「だから」
少しでも私を見てくれませんか?
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Lが好きなヒロインちゃんとヒロインちゃんが好きなニアの話。