一番はだぁれ、だぁれ?





貴女のために、一番を






































隣の○○君











































がふと持ってきたなんだかワケの分からないことばかり書かれた人生ゲーム。

面白そうだから、と、この3人で始めた。

1番手は流河。

サイコロを片手でつまみ、真剣にサイコロを投げる先を見つめている。


















「オイ、早く転がせよ、流河。」

「うるさいです、ライト君。今私真剣なんです。」

「・・・・サイコロ振るだけだろ・・。」

「何事にも真剣に取り組むのがモットーです。それに、なんだかただのゲームと言えど負けるなんて嫌ですから。」






そう言ってライトから視線を逸らし、しばらくすると、ただでさえいつも大きく見開かれた目を更に見開き、

気合を入れてその手のサイコロを振った。


















「いきますよっ。」

「いいよ、そんな掛け声。」

「ライト君はいちいちうるさい人ですね。」

「お、何が出るかな何が出るかな。」










流河の振ったサイコロを見なが小堺一樹みたいな口調でサイコロの行く末を見届けた。

そしてサイコロが示したその数字は















「6です!!」

「おぉ!!最初から6出すなんてスゴイねっ、流河君ッ!!」

「はい、嬉しいです。」

「たかが人生ゲーム・・」

「ライト君、黙ってください。」











と、6が出たのはいいが。

その数に従いボードの駒を進めていく。

そこからが肝心だ。

止まった目の数での指令こそが、人生ゲームでは大切なのだから。

たとえ出た数の目が少なくともそこから大富豪にだってなりえるし、大貧民にもなりえる。















「1・・2・・3・・4・・5・・6。・・・・・・・・・・・・・。」











自分の駒を6マス進めていき、6マス目に書いてある指令を見ると、途端に流河の顔が暗くなり一気にテンションがガタ落ちた。

そんな流河を見てとライトはそのマスに何が書いてあるのかと、覗く。













「えぇと、・・・・うわ・・・」

「ドンマイ、流河。」

「・・・・・なんでですか。なんでせっかく6を出したのに!!サイコロの中で最も大きい数を出したのに!!!どうして!!!」

「そんなもんだよ、人生ゲームなんてさ。な、流河。」

「そ、そうだよ、流河君、大丈夫ッ、次があるから!!まだ始まったばっかだよ!!」

「・・・はい・・。」














落ち込む流河を必死に励ますと、少し優越感に浸るライト。

流河の出したそのマス目は




【スタートに戻る】




まだ始めたばかりで、しかも6を出して喜んでいたのにしょっぱなでスタートに戻らされるとは。

『こんなの想定外ですよ・・』なんてぶつぶつ言いながらショボーンといつもの体育すわりのような格好で恨めしそうに自分の駒を

スタートに戻していく。また1からだ。











「よし、次は私ですぞー。」








流河からサイコロをバトンタッチしてもらい、自分の番が廻ってきたは一層張り切った。



























「さてさて、・・・なんだ、3かぁ・・。普通だなぁ。」

「まぁ、でも6が出なくて良かったな、流河の二の舞だぞ。」

「うるさいですよ、ライト君。人の傷をえぐる様なことを平気で言わないでください。貴方は鬼ですか?悪魔ですか?この人でなし!!」

「なんでそこまで言われてるんだよ僕!!;ムキになりすぎだぞ、流河ッ!;」









ライトの言葉にカチンと来たのか、流河はライトにここぞと言い返す。

たかが人生ゲーム、されど人生ゲーム。

それだけなのに、ライトは鬼、悪魔、人でなし呼ばわりされている。

とんだ人生ゲームだ。














「1、2、3。えーっと・・・・・・・・え?何これ。自分の家の周りをパンツ一丁で走ってこいって書いてあるんだけど。」

「「えっ!!?」」

「え、これ、絶対に嫌なんだけど、てゆうか嫌とかそういう以前にこれ女としてどうなの。なんか女を全て捨ててるよね。」

「ダメですダメですっ!!!絶対ダメですよ!!!(他人にさんのそんなサービスショットなんて!!)」(サービスだろうか。)

「そうだぞっ、絶対にダメだっ!!!(僕の前でだけならいいいけど。)」

「え、う、うん・・。(やれって言われてもやらないけど・・・)」

「じゃあ、このマスの指令は無視しましょう。」

「そうだな。」

「わ、ラッキーだなぁ・・。」

「よし、次は僕の番だね。」









からサイコロを受け取り、いざ尋常に、人生ゲーム!!!!とでもそんな顔をしてサイコロを振るライト。

そんなライトを横目に、流河が『自分だってたかが人生ゲームに意気込んでるじゃないですか・・・バカですね。』なんて言ってるのは

集中してるライトには聞こえなかったのでなんとか口論にはならなかった。











「ん、僕は5だ。」

「おぉ、ギリギリのトコロで6を免れたね。」

「ははっ、僕は流河の二の舞にはなりたくないからねっ。」

「ライト君、それ以上そのネタ引っ張ったら蹴りいれますから。」

(・・そんなにショックだったんだ・・流河君・・。)
























ライトが自分のマスを順調に進め、目的のマスまで自分の駒を置くとそこに書いてあったことにライトは得意げにフフンと笑った。
















円周率を5000ケタ言ってみろ!!?わー、私これじゃなくてヨカッター;;てゆうかさっきから思ってたけど、なんでこの人生ゲームの指令、全部命令口調なの?『〜しろ』とか。」

「円周率くらいどうってことないさ。ははっ。」

「わ、私だって円周率くらい楽勝ですよっ。」

「僕は5000ケタなんて楽すぎて「じゃあ私は10000ケタまで言えます。」

「じゃあってなんだよっ、じゃあって!!;」

「さっさと言ってみてくださいよ、円周率。」

「お前が邪魔したんだろっ。」

「知りません。」

「ライトー。早く早くー。」

「え?あぁ、ゴメンね。すぐに終わらすよ。3.1415926535 8979323846 2643383279 5028841971 6939937510 5820974944 5923078164 0628620899 8628034825 3421170679
8214808651 3282306647 0938446095 5058223172 5359408128 4811174502 8410270193 8521105559 6446229489 5493038196 4428810975 6659334461 2847564823 3786783165
2712019091 4564856692 3460348610 4543266482 1339360726 0249141273 7245870066 0631558817 4881520920 9628292540 9171536436 7892590360 0113305305 4882046652
1384146951 9415116094 ・・・・・・・・・・」

「おぉ・・・」



















ライトがスラスラと円周率を言っているのを隣で感心しながら見ていると、『そんなの私だって言えますよっ・・』なんて、

に必死に自分も円周率が言える事をアピールする流河。




































「・・・・ 4473774418 4263129860 8099888687 4132604721 。」

「おしまい??」

「うん、5000はここまで。」






5000ケタ、見事に言い終わったライト。

とても得意げにしていたが、ここで拗ねてずーっと人生ゲームのボードを見つめていた流河が重要な事に気がついた。














「こ、これは・・!!」

「どうしたの?流河君。」

「ライト君、貴方、今円周率をスラスラと言えたことにとても得意になっていますが・・これ。続きがありました。」

「続き?」

「ハイ、ここに小さく書いてありますよ。」









流河が指で、ここですよ、ホラ、と指すところを見てみると、なるほど、続きが書いてあるではないか。

それも、もうアリのような小さな小さな文字で。











『円周率を5000ケタ言ってみろ・・・・・・・指示通りに本当に5000ケタ言って優越感に浸っているそこの貴方。

その円周率を覚える暗記力を生かし新しく勉強ビジネスを始めるが、スグに失敗に終わり終了。1から出直そう!!【スタートに戻る】』
・・・。

って、なんだよ、これっ!!!!めちゃくちゃフェイントな上に書いてある文字小さすぎるだろう!!?気づかねぇよ!!!;

「ですって、ライト君。早くスタートに戻ってください。さぁ早く。」

「少し黙れよ流河!!;」

「・・・さん、ライト君が八つ当たりしてきます・・。怖いですよ・・。」







怖くもないくせに、の服をクイクイ引っ張りさもライトが悪いような言い方で訴える。(この確信犯め)

その姿が子どものようで可愛いのでついついも流河の肩を持ってしまった。










「ダ、ダメだよ、ライトっ・・流河君怖がってるよっ・・。」

嘘つけぇぇ!!!!おまっ、怖がってるとか可愛いこぶってんじゃねぇよっ!!この隈太郎!!!!!

そんなにどならないで下さいよっ、ホントに貴方は怒りんぼですね、そんなにカリカリ怒ってるとハゲますよ!!・・あっと、いけない、

ハゲててカツラをかぶっている人にこんな事を言っちゃ可哀想でしたね。スイマセン。


「だからハゲてないしヅラじゃねぇよ!!!」

「じゃあなんですか、その頭に乗ってる茶色いモノは。茶色いヘルメットですか?・・・ダサイですね。」

「いい加減にしろよお前ッ!!;そのネタ引っ張るなよ!!まるで僕が本当にヅラかと思われるだろ!!」

「え、違うんですか?」

「お前ーーっっ!!!」

「ハイハイ、ライトも流河君もおしまいね。ホラ、続きやろう。次、流河君だよ。」

「はい、そうですね。やりましょう。」

「おまっ、・・・ホンット・・態度180度変わるな・・・。」





















































着々と進んでいく人生ゲームも中盤になったところで盛り上がっている・・・はずなのだが、どうにもこうにも流河の機嫌がよろしくない様子だった。

流河の横で流河の頭を優しく撫でてやるの表情も、その様子を恨めしそうに見ていたライトの顔も苦笑気味だった。
















「・・・痛いですよ。」

「悪かったって。でもこのボードにそう書いてあったんだから仕方ないだろう?」

「だからって本気でやらないでください。」

「悪かった。」

「思ってないくせに・・・。」









どうやら中盤に差し掛かったあたりでそれぞれの役割ももう決まっていたらしく、ライトと流河は小企業の会社を建設しそこのオーナーになっていた。

一方は一人で大富豪と結婚し玉の腰になり金持ち街道まっしぐらであったのだが。

そこで次にライトが出したマス目に【同業者と些細なケンカになりその相手を思い切り殴ってしまう。相手と気まずくなり3マス戻る。】

と、出たのだが、ここで同業者といえばは金持ち街道なので同じく小企業を営んでいるという設定の流河しかいない。

そしてライトはその指示通りにを挟んで向こう側にいた流河に思い切りパンチを食らわせたワケだったのだ。

しかし流河としてはまさか本当に思い切りやってくるなんて思わなかったのか、痛そうに殴られた頬をさすりながらムスっとしていた。












「りゅ、流河君、ライトもわざとじゃないし、ね?痛いの痛いのとんでけー。」





ムスっとしている流河をなんとかなだめようとが必死にそう言ったりしていると、流河もに頭を撫でられているのが嬉しいのか

次第に機嫌も良好になりつつあった。








「ハイ、なんか痛いのが飛んでいったような気がします。」

「嘘をつけ、嘘を。(にそうやってもらって嬉しいだけのくせに。)」

「うるさいですよ、暴力ライト君。羨ましいからって妬まないでください。」

「だからワザとじゃないって言ってるだろうが!!」













によりなんとか流河の機嫌も収まったところでまた再開していくのだが、ライトの次にサイコロを振った流河は

なんとも当たりたくないマス目に突入していた。




















「・・・・・・・・・もう・・なんなんですか、このゲームは・・・・私に対しての嫌がらせですか?しょっぱなからスタートに戻されるわ、

さっきは腕立てふせを20回やらされるわ、挙句なんだかワケの分からない小会社のオーナーになるわ、しかもライト君に思い切り殴られるわ・・

そして今度はなんですか、これ。【全裸になれ】って!!!しかも命令口調ですよ、ふざけるなです。」

「お、落ち着いて、流河君・・。」

「そ、そうだよ、流河、その・・お前の全裸なんて見たくもないから・・」

「そういう問題ですか。」

「じゃあせめてパンツ一丁とかは?」

さんまでそんなことを・・」

「パンツ一丁って・・」

「限りなく全裸に近い格好だよ。」

「僕はそんなの見たくない・・・;」

「・・・分かりました。じゃあさんの言うとおりパンツ一丁になります。」

「「え!!?」」










何をとち狂ったのか、すくっと立ち上がり自分の衣服を脱ぎ始め本当にパンツ一丁になり始めるではないか、この男。

思わずライトももビックリだ。

パンツ一丁などと提案した当の本人のも『あ、やべぇ、本当にやっちゃった。』みたいな顔をしている。

ライトはライトであからさまに嫌そうな顔をしていた。


















「はい、どうですか。これでいいんでしょう?」








パンツ以外の全てを脱ぎ捨てた流河は『どんなもんだい』とでも言いたげな顔でとライトに言葉をかけた。

とライトは『はい、よくできました』と言わんばかりに拍手を送った。(ライトは仕方なさそうに拍手をしていた。)

そこで終わりにすればヨカッタものの、次にが発した言葉により、ますます収集がつかなくなってくるのだった。











「でも流河君って意外と筋肉あるんだねぇ。なんかほっそりしてるのに・・腹筋とか微妙に線はいっててカッコイイね。」




























カッコイイね

カッコイイね

カッコイイね

カッコイイね

カッコイイね

カッコイイね






























「ありがとうございます。」



カッコイイね、と言われたのが嬉しかったのか、心なしか少し頬を赤らめながら照れたように後頭部をポリポリ掻いた。

そんなと流河を見てライトも黙っちゃいなかった。











「なっ・・僕だってそのくらいあるさっ!!」

「負け惜しみはやめてくださいよ、ライト君。」

「負け惜しみじゃない!!」

「そんなひょろっこい身体の何処に筋肉がついてるというんですか。」

「お前に言われたくないよっ!!流河の方がよっぽど病弱的だよ、顔は呪怨君みたいだし。」

「私はあんなに白くないですっ。」

「病弱的でキモいんだよ。」

「キモ可愛いと言ってください。」

「・・・キモ可愛いって、言われてもいい言葉なんだ・・。」










こうしながら所々で流河とライトがいちいち口論になるためなかなか終わらないこの人生ゲーム。

その後もそれぞれサイコロを振るのだが、やはりまともなマスはないのかこのゲーム。

でトップを進んでいたのが、【ここにいる人数分の焼きそばパンを買ってくる。】などと言われそれに忠実にコンビニまで行き

焼きそばパンを買ってくるのだが、その買ってくる間に何があったのか、またライトと流河はモメていたのでそれが終わるまでまたゲームはストップすることになるし

(因みにケンカの原因はどっちがとお似合いだかそんなようなことを話していたらケンカになったらしい。)

ライトがサイコロを振った際には【この中にいる誰かに殴られる】などというマスにあたり、先ほどの仕返しといわんばかりに流河に全身全霊を込めて

蹴りをいれられ、そこでまたケンカになった。

このゲームがなかなか終わらないのはくだらない事ばかり書いてあるから、だけではなくライトと流河、お互いがマスに止まればそのたびにケンカして中断するからであった。






































「・・・・なんか、私疲れてきた・・。」

「僕も・・。」

「私もです・・・。」






なかなか終わらないゲームにそろそろ嫌気が指してきた3人。

だったらさっさと終わらせればいいのだ。

しかし、ここには極度の負けず嫌いが2人もいる。

きっと勝敗がつくまでやるであろうに。

そこで自分の番でサイコロを振ったが終わらない人生ゲームの幕を閉じるであろう目を出してくれたのだ。
















「おっ、・・・・【宇宙人につかまる。このボードにおいてある全ての駒、スタートに戻る】・・・・・・・・・・・・・・・・・だって。」

「・・・・・・・・スタートに、」

「・・・・・戻るんですか・・?」

「・・・・・・うん。」

「てゆうか、宇宙人につかまるって・・」
















その瞬間、3人同時に顔を見合わせた。





























「「「・・・やめようか。」」」













3人の心が初めて一つになった記念の日。


















「・・・・そんな記念いりませんよ。」




















*****

もう収集つかなくなって無理やり終わらせた感たっぷりでございます。
なんも言わないでね。ニコリ
駄文にもホドがありすぎるので書き直せる時間があったら書き直したい、な・・・。ため息