さようならの時間まで、後少しあるから、

もう少しだけ、お話させて下さい



貴方と


貴女と







































隣の○○君

















































「1人、なんですか?」

「え?」

「いえ、お家の方、いらっしゃらないみたいなので。」

「あぁ、うん、そう。大体仕事で帰ってこないこと多いんだ、うちの親。」

「そうですか、大変ですね。」

「そうでもないよ、こっちも結構好きにやらせてもらってるから楽だよ。」








彼女はそう言ったが、流河は少し不満そうな顔をしながら『そうですか・・』と言った。

どうやら彼女が1人で心配らしいが、あまりそこまで強く突っ込めないのはきっとまだ互いに遠慮しているからだろう。





















「では、私そろそろ失礼しますね。」

「時間、忙しい?」

「え、あ・・」











ここで、『そんなことないですよ』と言ったら、どうなるのだろう。

少しは、期待していいのだろうか。

しかし、実際時間はない。

早急に今の事件の依頼を解決しなけらばいけない。

というか、解決しなければ彼女と会える時間(学校で)がますますなくなっていくのが目に見えた。












「・・ハイ。今、少し時間に追われているというか、なんというか・・・」

「そっか、せっかくだったからゴハン食べてってもらおうかと思ったけど・・・それならしょうがないもんね。」












ホラ、やっぱり期待してよかったんじゃないですか。

今回ばかりは依頼の件が憎くて仕方ない。













「すいません、せっかく気を使っていただいたのに。」

「いやいや、こっちこそ急に思いついたことだし、流河君が気にすることじゃないって。」

「・・・今度、またそういう機会があったら、一緒に。」

「え?・・え、あ、うんっ・・・ぜひ・・」

「では・・」

「あ、ちょっと待っててね?スグ来るからっ。」











はそう言ってパタパタ家の中へと入っていった。と、思ったら数分もしないうちにまたパタパタと

戻ってきては、流河に『ハイッ』と言って何かを差し出した。












「いいんですか?」

「うんっ。授業、結構進んじゃってるから、ね?もうすぐテストあるし・・」

「有難うございます、お言葉に甘えて借りていきます。」

「後これあげる。」









が差し出したのはノート。と、プラス、また別に差し出してきたのは、かの有名な不●家のマスコットキャラクターになっている

ペコちゃんのペロペロキャンディー。これには流河も『?』と、頭につきそうな、そんな顔をしていた。












「甘いの好きって言ってたから、あげる。飴舐めてると勉強とか集中出来るんだ、私。」









ニッコリと笑いながらそう話す彼女を見ると、自然と流河もニコリと笑い、『ありがとうございます。』と、返事を返しその場を後にした。






































ハプニング。

まさか、流河君が来るなんて、思ってもなかった。

・・・・寝起きなんかで、頭もボサボサだったし、なんか、もっとちゃんとした格好しとけばよかったなー。

いや、でも寝起きだからしょうがないけどね。(言い聞かせ)

なんか、私ノートで流河君との交流を繋ぎとめてるみたい。・・・・実際そうなんだけど、さ。

・・・・明日は学校、来るといいなぁ。





















































「竜崎、何処に行ってたんですか?」







戻ってくると、ワタリに早速そう言われる。心なしか、少し心配していたような、そんな声だった。








「少し、散歩を。」

「珍しいですね、気分転換でも?」

「・・・あぁ、そうだな。」

「気分転換に、なりましたか?」








ニコリと微笑みながらそう聞くワタリに、流河は嬉しそうに、『とても。』と言い、そのままソファに腰をかけた。

腰をかけるなりすぐにモニターと睨めっこすることになったのだが、先程のようにイライラとした様子もなく、スムーズに

その仕事をこなしていく彼の口元にはペコちゃんのペロペロキャンディーが咥えられていた。























































ー・・・」

「なぁに??どうしたの、朝からそんな顔して。」

「そんな顔もしたくなるよ・・・今日からテスト1週間前だもん。」













翌日、学校へ着くなりげんなりとした顔でに泣きつくのは友人のリコ。

そう、もう試験の1週間前になったのだ。

もちろん、だって勉強が好きなわけではないのでこの時期は本当にうんざりなのだが、リコのように

1週間前の1日目からこんなにげんなりとすることはなかった。

『テスト前になると部活も停止だし・・・あー・・いいことなしだわよ、ホント。』

などと言いながら口を尖らせてるリコをよそに、はテスト前になるといつものように勉強を教えてくれる人物がいたので

なんとなく、心なしか安心していた。

休み時間になると早速その頼れる人物のところへ足を向けた。

同じクラスにいる、幼馴染でもある仲のいい男の子だ。


























「ライト、あのさ、」

「なんだ、。どうせテスト勉強だろ?」

「わ、ご名答。」

「大体この時期にが改まって来るのはそういうことだろ?」

「さすがライト。よく分かってるねぇ。」

「伊達に幼馴染やってないからね。」













彼、夜神月は、の幼馴染であり、学年では常にトップの成績を誇り女子にも人気がありパーフェクト超人。

頭がいい上に運動神経もルックスもいい。

しかし、にとっては仲のいい幼馴染でしかなく、今まで他の女子が思うような気持ちを抱いた事はなかった。

そのため、ライトが彼女に対して好意を抱いていることも、全く気づいていなかった。


















「で?何がわからないんだ?」

「んっとね、数学。」

「数学か。相変わらず苦手なんだな。」

「んー・・・数学だけは・・・。体が拒否反応をね。」

「はは、いいよ、後で教えてあげるからわかんないところにチェックつけておいで。」

「ありがと、ライト。」

「いいよ、いつものことだし。・・・そういえば、さ、」

「ん?」

の隣のヤツ・・・まだ来てないのか?」

「流河君?うん、そうみたいだね。休みかな?」

「さぁ・・。最近仲いいよな。」

「そう、かなぁ?」










なんとなく、嫌そうな顔をしながら流河のことを聞いてくるライトの表情に気づかずそのままライトの質問に答える

『仲がいい』と言われたことに、ほんの少しだけ頬が朱色になったのを、ライトは見逃さなかった。

そんなライトのことも露知らず、『じゃあ後で教えてね』と一言言って自分の席に戻ると、友達の女の子達に誘われそのまま移動教室へと向かった。















































































4時間目が終わり、丁度昼休みになったところでガラリと教室の後ろのドアが開いたと思えば、今日はまだ来ていなかった

流河がやってきた。ヒョコヒョコと席の方へ向かうと机の中にゴソゴソと教科書をしまうに『おはようございます。』と挨拶をした。
















「おー、おはよう、流河君。重役出勤だね。」








そう言ってあはは、と笑うと流河も口の端を緩ませ『そうですね。』と返す。








「今日の朝、」

「ん?」

「やっと私用が片付きました。」

「あ、だから遅刻したんだ。このままお休みしちゃえばよかったのにー。私だったら絶対休むよー。だってお昼から来たってもう後5・6時間目しかないんだし。」

「いえ、1週間も休んでいたので。」

「そっかー。授業遅れちゃってるもんね、大変だ。」

(本当は貴女に会いに来たんですよ。)

(休みじゃなくて・・・来てくれて、よかった。)






ただそれだけの会話なのに、とても楽しそうに喋っている二人をよそ目に、教室の外でリコが『、早くしないと食堂混んじゃうよー』

と叫ぶ声を合図に『じゃあ私お昼ごはん行って来るね』と言い、その場を離れた。








































「ね、流河君と何話してたの?」

「え?何って・・・大したことじゃないけど・・なんで休んでたのか、とか・・」

「へぇ。」

「な、なによぅ。」






『へぇ。』と言いながらやたらニヤニヤしながら聞いてくるリコに、思わず後退する

すると次にリコが発した言葉はあまりにもの気持ちを射ていたので思わず飲んでいたイチゴオレを吐き出しそうになっていた。











「や、流河君と話してるときの、なんか嬉しそうだったから。流河君のこと、好きなんかなー、って。」

「っ、ゴホッ・・・」

「図星?」

「・・・・わかんない。」

「でも、じゃあ気になってるんだ?」

「・・・・かも、しれない・・。わーっ、もう!!は、恥ずかしいから言わせないでよぅ!!」

「かーわいーvvいいじゃない、やっと出来た気になる人なんだから、恥ずかしがることないって。それに、私てっきりライト君のこと好きなのかと思ってたし。」








リコのそんな一言に『ライトは仲のいい幼馴染だよ。』と言ってそのままその話題から違う話へと切り替え、昼休みは終わった。






































放課後になると、早速問題集にチェックをつけたところをライトに見せているがいた。。

問題集を見るなり、『・・はぁ』とため息をつくライトに『なによぅ。』と膨れる

ライトがため息を漏らした理由は問題集のチェック数。

テスト範囲の問題のほとんどにチェックがついていた。














「お前なー・・」

「・・・だってさー。」

「ほとんどじゃないか、これ。・・・・基本からやるか。」

「お願い、します。」













軽くライトにお説教を受けるが、これもいつものこと。

お説教と言ってもライトも本気ではないし、もそれを分かってる。

頭のいいライトが教えてくれるのは、とても分かりやすく、スグに理解できた。

そんな二人を少し離れたところで面白くなさそうに見ていたのは流河。

どうやら彼は帰り際ににノートを渡そうと思っていたらしいが、ライトと二人で仲良さそうに勉強をしているのが気に入らない、

そんな顔をしていた。




























「で、これがこうなるだろ?」

「あぁっ、そっかそっか、分かった!!じゃあこっちの問題も同じようにやればいいのね?」

「そう。」

「ありがと、ライト。」

「いつものことだろ。」

















じゃあ今日はこれでいいや、と言い、荷物を鞄に入れ二人で帰ろうとしたところを流河の声がそれを止めた。













さん。」

「流河君、どうしたの?」

「ノート、返しに。」

「あ、いえいえ。今から帰るの?」

「はい。」










楽しそうに話す2人を見てまたも面白くなさそうに見ているのはライト。

さっきから流河に『早く帰れよ。』、そんな視線を送っていたが、流河がそれに応えるわけもなく。














「じゃあ3人で帰ろっか?せっかくだし。」









のこの一言に、思わず耳を疑うライトだったが、流河は『あぁ、じゃあそうさせていただきます。』などと言っているし(まるでこれを狙ったかのような)

も、もう3人で帰る気満々だった。そんな中、嫌だとも言えるわけがなく、仕方がなくライトもそれを承諾した。
















































「なんか、意外なチョイスだね、この3人の組み合わせ。」

「そうだね、僕は流河君と話したことないしね。」

「そうですね、私、貴方の名前も知りませんし。















やけに挑戦的な流河の発言に、眉間が思わずピクリとするが、あえて冷静を装うライト。












「そっか、流河君、ライトと話すの初めてなんだ。あのね、ライトは幼馴染で、家も近いの。」

ただの幼馴染ですか。」

「?うん、そうだよ。」










『ただの』というところを嫌に強調して言う流河に気づくはずもなく、はそのまま返事を返す。

のその返事に1人ズーンとうな垂れるライトがいたが、スグに流河に反発する。











「小さい頃からずっと一緒だよな、とは。幼稚園、小学校、中学、高校、全部一緒だし。ある意味運命的だな。」

「あぁっ、そういえばそうだねっ、うん、スゴイねっ。運命だねっ。」








『運命』という言葉に抵抗なく同意するにライトは満足そうにしていたが、その隣では流河が面白くなさそうに爪をガリっと噛んだ。






























面白くないです。

なんなんですか、この男、さっきから。

幼馴染だかなんだか知りませんけどやたらさんと親しいですし・・・

イライラします。

大体何なんですか、その頭にかぶっている茶色いカツラは。

























面白くない。

なんなんだ、この流河ってヤツは。

大体失礼極まりないぞ。

人の名前も覚える気ないみたいだし、それにやたらとと親しい。

つい最近と知り合ったくせに。

僕なんか小さい頃からずっと一緒に・・・幼稚園の頃なんか一緒に風呂も入ったんだぞ。





























互いに同じようなことを相手に思っているわけだが、そんなこと微塵にも感じさせないような素振りでお互いと話をする。

ここで仲違いすればきっとも気分が悪くなるだろうから。

表面上だけでも、仲良くしてみようと互いに考えた。

























「・・・夜神君、でしたか。」

「あぁ、覚える気になってくれたのか。」

「ライバル、みたいですから。」

「!!・・・・・なるほど。」

「・・・これから色々と宜しくお願いします。」

「あぁ、・・・・こっちこそ。」













ニコリと爽やかそうな笑顔をしてみるライト。

表情一つ変えずに淡々と言葉を述べる流河。

そんな二人に挟まれなんだかよく分からなそうな顔をしている

流河もライトもこれまで一度も感じたことのない感情を覚えたというのに気づいた。



























*****

なんか、急にライト登場。笑
や、竜崎VSライトに、したくて・・・ゴニョゴニョ
相変わらず駄文、で、すまそ・・・。