【好き】に時間なんて
関係ないでしょう
隣の○○君
テスト1週間前
学生にとっては地獄のような、とても嫌な週間である。
例え1週間前から勉強しなくても『テストの1週間前』だという名目だけでもうんざりだ。
「ライトはもう勉強してる、・・・よね、やっぱり。てか、毎日勉強してるよね。」
「まぁ、予習と復習はしてるけど・・・本格的にテストの勉強はしてないよ。」
「でもライト頭いいからね、楽勝でしょ、テスト問題くらいなら。」
「僕だって間違いぐらいするよ。」
ひょんなことから3人で下校することになった流河・・ライト。
は楽しそうに話をしているが、流河とライトに至っては何だか複雑そうな顔をしている。
もちろん、と話をしているときは2人とも楽しそうだが。
「流河君は?大丈夫そう?」
「はい、大丈夫です。」
「そっかー、余裕だねぇ、二人とも・・・」
「さんがノートを貸してくれるからですよ。」
「ややや、そんな役に立つノートではないけど・・。」
流河が少し微笑みながらにそう言うと、も何処となく嬉しそうにしていた。
ライトは2人のやりとりを面白くなさそうに見ていた。
そんなライトに気づいたのか流河はこんな事を言い出した。
「いえ、いつも助かってます。お礼と言っては難なんですが・・・良かったらテスト勉強一緒にしませんか?多少なりとも力にはなれると思うんですが。
さん、数学が苦手だと言っていたので。私数学得意なんですよ。」
「え?」
「っ!?」
流河の一言に思わず反応しハッと流河の方を見るライトに対して、流河は『なんですか?』とでも言いたげな顔でライトを見た。
顔には出さないが、内心少し焦りながらライトもそのまま流河に言い返した。
「べ、別に流河が教えなくてもテスト前はいつも僕が教えてるから余計な気を使わなくてもいいんじゃないかな。」
ライトがそう言うと、流河はムスっとしたような顔でライトを睨んだ。
ライトも負けじと流河を睨み返す。
そんな二人に挟まれたは少し困ったような顔をしながら、やっと言葉を返した。
「えーと・・・あの、2人ともありがとう、や、ホントに、・・・ゴメン、馬鹿で・・」
「「え?」」
「や、私が馬鹿だから2人ともそんなに必死に私に勉強教えてくれようとしてるんだよね・・・。うん・・頑張る、頑張るよ。」
そう言って自分に渇を入れたが、少しショボーンとする。
そんなを見てライトは焦ってすぐに言葉を返した。
「え、あ、、僕はそういう意味じゃなくて・・」
の勘違いに戸惑うライト。
その横で流河も「やべぇ」みたいな顔をして大きな目が更に見開かれている。
「さん、その、そうではなく・・・私は日頃のさんへのお礼をしたくて。」
「お礼って・・私流河君になんにもしてないよ?」
「いつもノート借りてます。」
「あぁ・・でもそんなの・・」
「お礼が、したいんです。」
少々押し気味に流河がそう言うと、は『じゃ、じゃあお言葉に甘えさせてもらおうかな・・』と言い出したのでライトはまたも焦った。
「流河、そんな強引に言うなよ。が断りづらいじゃないか。」
「別に強引に言ってるわけではないのですが・・・さん、もし嫌でしたら言ってくださいね・・?」
「あ、い、嫌じゃないよっ。全然っ。寧ろ教えてもらえるのはすごい助かるしっ・・」
「そうですか、よかったです。」
のその返答を聞くと、流河は嬉しそうにニコリと笑った。
しかしライトはムスっとしている。
当たり前だ。
自分の好きな子と一緒にいられる時間が奪われてしまったのだから。
テスト前にに勉強を教えるのがライトは楽しみだった。
彼女が自分に頼ってくれるから、自分を必要としているから、彼女と一緒にいられるから。
しかし、流河の一言によってそれもなくなった。
表面にはあまり出さないが、内心、かなり流河に腹を立てていた、と同時にライトの中で流河に対してのライバル心もグッと大きくなった。
「ライト君、どうしましたか?顔色が悪いですが。」
「(お前のせいだお前の!!)別に、なんでもないよ。」
「そうですか。」
「ライト、大丈夫?ムリしちゃダメだよ。」
「あぁ、大丈夫、ありがとな、。」
に心配されたのが嬉しかったのか、さっきよりも少し表情が明るくなる。
「あ・・じゃあ、僕はここで。(もう家に着いたのかよっ・・これじゃ流河とが一緒に・・!!)」
少し歩くと、ライトはもう自分の家に到着し、家の前で足を止めた。
の家はライトの家よりももう少しだけ先なので、そこでライトと別れを告げた。
「バイバイ、ライト。ちゃんとゆっくり休むんだよ。」
「あぁ、大丈夫。」
「さようなら、ライト君。(2度と一緒に帰りたくありません。)」
「・・・あぁ、じゃあな、流河。(に変なことしたら許さないからな。)」
普通に別れを告げたように見えるライトと流河だったが、お互いなんとも言えない威圧感を放ちながら別れを告げた。
「・・さんと、」
「ん?」
「ライト君は、家が近いんですね。」
「うん、幼馴染だからねー。」
「・・・羨ましいです。」
「え?なにが?」
「いえ・・・別に・・」
ライト君が、羨ましいです。
いつでも貴女に会える。
呼べばすぐそこにいる距離に、貴女がいる。
正直、私焦ってます。
ライト君とさんが仲がいいから、・・・・どうしていいのか分からない。
さっきもやや強引にさんに勉強を教えると言ったけれど。
でもそうでもしないと、貴女の目には私が映らない気がして、・・・不安になった。
もうの家に差し掛かろうとしたとき、流河はふと、足を止めてにこう聞いた。
「さん、英語は得意ですか?」
「え?いや・・・得意では、ない。テストとか教科書の内容とかしか分かんないし・・。」
「そうですか。」
「?」
にそれを確認すると、流河は急に英語で語り始めた。
「The existence of you is big in me.」
「え!?な、何!?え?なんて言ったの?!」
「You are only by the side,and happy.」
「え、ちょ、ちょっ、待っ・・」
「It always thinks about you. I cherish you unbearably. Would you be by the side of me?・・・More.」
「・・・アイドントノー。」
「宿題、です。」
「え?!」
「英語の。・・・訳してきて、私に答えを出してください。・・・テストが終わるまででいいんで。」
「え、ちょ、ムリ・・・だって、覚えられない・・・ッ」
がそう言うと、流河は鞄からゴソゴソと紙とペンを出すとサラサラっと先ほどの文章を書き、それをに渡した。
サラサラとそんな英文が書けて、スラスラとそんな英文が出てきて言えるなんて、流河は相当頭がいいんじゃないか、ライトに答えでも聞こうかな、
そんなことを思いながら流河からその紙を受け取った。が紙を受け取ったのを確認すると、流河は軽く微笑み、その場を去ろうとした。
「あ、りゅ、流河君っ・・」
「はい?」
「あの・・明日から、・・・勉強教えてもらっても、いい・・?・・・ですか・・?」
「はい、もちろん。いつでもいいですよ。」
「ありがとうっ。」
「あ、それと・・・」
「?」
「その英文の答え、・・・ライト君に聞く、っていうのはナシですよ。」
「!!;・・・・ハイ。」
「(・・・聞こうと思ってたみたいですね。)」
のその反応を見て、やっぱり釘をさしておいてよかった、と思う流河と、どうして考えてること分かっちゃったんだろう、などと考える。
『バイバイ』『さようなら』、いつもの別れの挨拶を交わして、そこで別れを告げた。
その紙の答えを今すぐにでも知りたい流河の気持ちをよそに、は『ヤバイなぁヤバイなぁ、宿題なんてヤバイなぁ。
でも流河君に勉強教えてもらえるのは嬉しいかも、なぁ・・・・。』なんて呑気に考えながら。
私の中で貴女という存在は大きすぎます。
貴女が傍にいるだけで嬉しい。
いつでも貴女の事を考えてしまいます。
私は貴女が愛しくてたまらない。
私の傍に、いてくれませんか?・・・・ずっと。
*****
あー・・なんか、もう、ゴチャゴチャして話まとまってなくてスイマセン。スライディング土下座