今年も暑い暑い夏がやってきました。
暑いのでのんびりまったりお家でアイスを食べているこの時がとっても幸せです。
夏だ!海だ!水着だ!・・・なんて、現実そんなに甘くない。
隣の○○君
「夏!!」
「暑いねぇ〜・・・・。」
「何言ってんのちゃん、だらしない!」
「そういうミサちゃんは元気すぎ・・・。」
「もっと盛り上がろうよ!」
「そういう気分じゃないよー・・・。」
「夏と言ったら?」
「スイカ。」
「違ーう!!」
「バーベキュー。」
「違う違う違う!」
「あ、カキ氷だ!」
「なんで全部食べ物なの・・・!!」
私の家に遊びに来ていたミサちゃんは暑いのにとっても元気だ。
モデルさんに夏の日差しは天敵であろうに彼女は夏が好きみたいで。
対する私は流石に暑くて夏バテ寸前です・・・。
そしてその横でモグモグとアイスを食べている流河君も夏は苦手らしい、けど長袖っていう矛盾点。
ライトは涼しげな顔をしているけど、多分暑いんだと思う。
「さんは夏でも食い気ですね。」
「カキ氷食べたいなぁ。苺ミルクがいいなぁ。」
「そうじゃなくてー!もう!」
「ミサはいつにも増して張り切ってるけど。なんかあったの?」
「さっすがライト!よく聞いてくれました!」
「余計なことをしてくれましたねライト君。」
「あ!ちょっと!流河君今なんて言った!?」
「余計なことをしてくれましたねライト君、と言いましたが、なにか?」
「おぎ○はぎみたいな言い方しないでよ!ていうか本当にもう一回言わなくていいし!」
ムキィ!と怒るミサを横目に相変わらずアイスを食べている竜崎はプイっと顔を逸らした。
会えばこんなことが日常茶飯事な二人なのであえて何も突っ込まないライトとだが
多分今回は暑くて突っ込む気にもならないのだろう、というぐらい今日は暑い。
「ミサちゃん、それで夏って言ったらなんなの?」
「もー、にぶちん!」
分からないといった表情をするとは裏腹に、ミサは口端をあげて嬉しそうに言った。
「肝試し!決まってるでしょ!」
「う、え、肝試し・・・?」
途端、の表情がひきつった。
もちろん、竜崎はそれを見逃していない。
「夏って言ったら定番でしょ?」
「でも肝試しなんて最近やってる人見たことないし・・・。それにやる場所もないよ。ね?ライト。この辺そんなのないよね!?」
「うん、まぁそうだね。この辺じゃそういうの、少なくとも僕は知らないよ。(ていうか興味ないし・・・)」
「ほら、肝試しはまたの機会に!」
「誰もこんなところでやろうなんて言ってないでしょ!えへへー、ほら、この間できた遊園地!そこのオバケ屋敷がねー、
すっごい怖いんだって!ギネスにのるかもしれないよ!ってくらい怖いんだって。」
「へ、へぇぇぇぇ・・・。・・・で?」
「そこに皆で遊びに行こう!で、肝試し!」
「い、いやぁ・・・やっぱり夏って言ったら海とかプール」
「いいじゃないですか。肝試し。やりましょう。」
意外にも賛成の声をあげたのは竜崎だった。
はただただ横に座ってアイスを頬張る恋人を目を真ん丸くしながら凝視した。
「えええええええ!?何!?何言ってるの!?流河君!ねぇ!!暑くて頭おかしくなっちゃった!?」
「さりげなく失礼ですね。正常ですよ。せっかく夏ですし、いいじゃないですかたまにはそういうの。」
「流河君、たまには話分かるのね!ライトは?行くよね!」
「いや、何故断定なの?」
「ミサとライトは運命共同体だから!」
「・・・・・。勝手にしてくれ。」
「さんと私も運命共同体なので行きましょう。」
「いやいやいやいや、おかしいでしょ、おかしいでしょこの展開!運命共同体とかそんな言葉に騙されないんだから!」
何を隠そうか、はこの類(お化けとか幽霊とか)がとっても苦手なようだ。
全力で断ろうにも既に行くモード全開である。(と言っても主にミサであるが)
どことなく竜崎も楽しそうにしている。
が幽霊などが苦手なのはもちろん知っているであろうに、何故止めなかったのか。
その答えは至って自分勝手なものである。
「いいじゃないですか。さん。」
「酷い!!流河君は私がそういうの苦手だって知ってるくせに!」
「知ってますよ。でもさんが泣きそうな顔してるのを見たいなぁと思いまして。可愛いじゃないですか。」
「ガーン!」
そうだこのヒトSだった!!
聞いたことを心の中で後悔した。
基本的には好きな子は苛めたいタイプな竜崎である。
の意識がどこかへフラフラとしている間にもミサたちはもういつ行くかなんて日時まで決めている。
普段こういうことにはあまり干渉しないくせに、珍しく竜崎もノリ気であるから厄介だ。
「よーし!じゃあ今度の土曜日に決定!」
誰だよ夏に肝試しなんて風習作ったヤツは!
なんての心の叫びも虚しく、刻々と運命の土曜日が迫り来るのであった。
つづく。
*****
今現在の連載の話とは全く関係ないよ!
ただの番外編ですぞー。