「お騒がせしました!」
元気よくそう言う幼馴染は今までで一番可愛い笑顔だった。
side Childhood friend
隣の○○君
「そっか。ちゃんと思ってること言えたんだ。」
「うん。ごめんね、心配かけて。」
「気にするなよ、そんなこと。それより、良かったな、また元に戻れて。」
「う、うん。」
別れて一週間が経って、やっぱりちゃんと自分の想いを伝えた。
どうなるのかとは思ったけれど、雨降って地固まるってことで良い結果に終わって良かったと思う。
「あれ、ライト、どしたの、ここ。」
そう言って僕を指差したのは少し赤みを帯びた頬。
これは─・・・
「・・流河に蹴られたんだよ。」
「え!?け、蹴られた!?な、な、なんで!?」
「まぁ、色々と・・・。」
「うわぁ・・痛そう・・。」
「うん、痛いね。」
「暴力は駄目だって言っとくよ。」
「いや、いいよ。僕もやったからね。」
「え!なんでまた・・・。」
「アイツが悪いんだよ。を泣かすなって言ったのに、あんなに泣かせて。だからムカついたから殴ってやった。」
「ライト・・。」
「そしたら、『どんな理由があろうとも一回は一回です』って蹴られたんだ。アイツ、本当屁理屈は一丁前だよな。」
そう言って笑ったら、不意に真面目な顔でが言った。
「ライト、」
「ん?なに?」
「ライト、ありがとう。」
「なんだよ、どうしたの、改まって。」
「私、多分いっつもライトに支えられてて、今回もさ。だから、ありがとう。」
そんなこと言われるなんて。
少し呆気に取られた。
だけど、それは僕だって同じなんだよ、。
「僕もだよ。お互い様だ。」
僕がそう言ったら、は嬉しそうに笑ってもう一度『ありがとう』と言った。
「私、ライトと出逢えてて本当に良かったよ。」
これ以上に嬉しい言葉、他にないよ、。
僕だよ、ありがとうと言いたいのは。
「流河がイギリスに行くまで、思う存分振り回すぐらい遊んだりしておいで。アイツが困るぐらいにさ。」
『そうだね、そうしよう。』、彼女は笑顔でそう言った。
その笑顔を見て、僕は諦めた心のどこかでまだ彼女を想っていた心を本当にふっきれた。
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side Childhood friend おわり。