ほんの1分でも

ほんの1秒でも

貴女といれる時間が愛しくて仕方がない






































隣の○○君








































は今日はテストの勉強をしに来ていた。

















「美味しいですね、これ。」

「うん、美味しそう。」

さんのも、美味しそうです。」

「うん、美味しいよ、これっ。」








テストの勉強、・・・はまだしていないようだが、二人で美味しそうにケーキを食べている。

流河はケーキ、というよりも、プリンパルフェのようなモノを食べていた。

は季節限定の桃のタルト。

またも流河は迷いに迷い、今回はプリンパルフェにしたのだったが、どうしてもの食べている桃のタルトが気になって仕方がないようだった。

そんな流河を見てはクスっと笑い、タルトを一欠片フォークに刺し、それを流河の口元へと運んだ。










「ハイ。」

「・・?」

「食べる、でしょう?」

「いいんですか?」

「だって流河君、迷ってたじゃん、これと、そのプリンパルフェ。」

「はい。すごく迷いました。」

「だから、食べてみなよ、ね?」

「有難うございます。」











にそう言って差し出された桃のタルトをパクリと食べると、とても満足そうな顔をしながらモグモグと口を動かした。










「美味しいです。とても。」

「うん、美味しいよね、これ。」

「ここのケーキはやっぱり最高です。」

「流河君がそう言うの分かる気がする。すっごい美味しいもんね。」

「はい。でもダメですよ。」

「え?」

「ライト君とか、他の人に教えたらダメです。」

「あ、うん。そうだよね、ここは流河君の秘密のお気に入りだもんね。」

「はい、さんとだけの秘密です。」










何処となく嬉しそうにそう言った流河の言葉に、は思わず顔が赤くなった。













「・・あ、」

「どうしたの?」

さん。」

「ん?」







ふいに名前を呼ばれ、キョトンとした顔で流河を見るだったが、ふと開いた口にはスっとスプーンが入ってきた。

スプーンの上にはプリンパルフェ。

口の中に生クリームやプリンの甘い味が一気に広がった。

流河がの口にスプーンを差し出して自分の食べていたプリンパルフェを食べさせていたのだ。

アレだ、アレ。

よくイチャイチャしてるカップルがやってる『ハイ、あーんしてぇv』みたいな、そんな構図になっている。









「お返しです。」

「はい?」

「桃のタルトを頂いたので、私もさんにこのプリンパルフェを一口あげようと思って。」








当たり前のようにそんなことを言う流河だったが、はその出来事に心拍数を早めるばかりだった。

流河が、いきなり自分の口にプリンパルフェを。

いや、好きな人にいきなりそんなことをされれば誰であろうと鼓動は早くなるだろうし、顔も赤くなる。








「あ・・・あり、がとう・・。」

「美味しいですよね、これ。」

「え、あ、うんっ・・・」

「嫌でしたか?」

「え?」

「間接キス。」










何食わぬ顔でそんなことを言われますます顔の赤みが増す

しかし、好きな人からのそういった行為は嫌なわけではないのでそこは否定していた。













「いっ、嫌じゃない嫌じゃないっ!!全然、ねっ。」

「そうですか、ならよかったです。」

(流河君て心臓に悪い子だなぁ・・・///)

(・・・そういえばさんも自分のスプーン使ってました。・・・・・ラッキー、ですか。)





























































「─・・・ですから、ここがこうなりますよね。」

「あーっ、なるほどっ。うんっ、分かった!!」

「そうですか、では、この問題解いてみてください。」

「がってんだっ。」














ケーキタイムも終わり一段落つくと、早速テスト勉強を見てもらっている

流河の教え方が上手いのか、教えてもらったところはスグに飲み込み流河に出された問題を解いていった。

























「これで合ってる?」

「・・・。はい、合ってます。さんは飲み込みが早いですね。」

「そうかなぁ。でも教えてもらわないと出来ないよ。」

「誰でも分からないものは教えてもらわないと出来ませんよ。」

「なんか、流河君に言われるとちょっと照れるなぁー。頭のいい人にそうやって褒められると嬉しいね。」

「甘いもの取ればもっと頭の回転速くなりますよ。」







そう言いながら自分の目の前にある紅茶にスティックシュガーを1本、2本・・・・と次々と入れていく。

砂糖が入れ終わった頃には空のゴミが7本にもなっていた。








「流河君、さすがにそれは入れすぎだと思うよ・・・。」

「甘くて美味しいですよ。どうぞ。」

「え・・」







『どうぞ』と言われても。

7本も砂糖が入った紅茶なんて甘くて仕方ないのだろうが、流河が『美味しいですってば』と進めてくるので

は仕方なく砂糖が7本入った紅茶を手にした。









「・・っ甘・・・」

「甘いですよ。砂糖7本入ってますから。美味しいでしょう?」

「いやー、・・・これは、私の口には合いませんな。」

「そうですか。」

「でもそんなに甘いのばっか取ってたら糖尿病になっちゃうよ。」

「・・・・それは、嫌です。」

「ね?じゃあ甘いものを少し控え・・」

「それはもっと嫌です。」

「・・・。」











『甘いもの控えるなんて絶対に嫌ですよ・・・』などとかブツブツ言ってる流河を見ては思わず微笑む。

そんなを見て流河は不思議そうな顔をした。












「どうかしましたか?」

「流河君、小さい子みたいなんだもん。」

「小さい子、ですか・・?」

「甘いの大好きだし、一度決めたことはもう絶対に譲らないし、負けず嫌いだし、ね?」

「・・・そうですか?」

「そうです。」

さんは私のことをよく見ていてくれてるんですね。嬉しいです。」

「え!?あ、いや・・」

「違うんですか?」






そう言うと、少し哀しそうな(そう見えただけかもしれないが)目でを見つめるので少し戸惑いながら

は流河のその言葉に返事を返す。










「うん、まぁ・・・見てるっていうか・・ホ、ホラ、流河君といると面白いから、自然とそういうの目についちゃうんだ。」

「私といて面白い?」

「うん?すごく。」

「そんなこと、初めて言われました。」

「えー、流河君といると飽きないもん、楽しいよ。色んなこと知ってるし。」

「そうですか。私も、さんといるととても楽しいです。」

「わ、あ、ありがとう。」

「有難うございます。」

































あー、もう、なんか・・・流河君のペースに巻き込まれてるよ私。

や、嫌じゃないんだけど、さー。

流河君はもう突発的なこと言い出すからもう心臓バクバクですよBAKUBAKU。(何

いつ好きだってバレるか分かったもんじゃないよ、全くさー。

流河君といれる時間は嬉しいんだけど、ね。




















さんの反応はやっぱり面白いです。

いちいち素直に反応してくれるので私もあきません。

・・・・というか、これで私の気持ちが伝わっていないのならばさん、相当鈍いですよ。

そこが、可愛らしいんですけど・・・・少しは気づいて欲しい、っていうのもありますね。

さんといる時間はすごく楽しくて嬉しいです。




































「今日はこのへんにしておきますか?」

「え?もう終わり?」

「もっとやりたいんですか?」

「あ、そういう意味ではないんだけど・・」

「あんまり根詰めても疲れてしまいますからね。まだテストまで日にちありますし。」

「あ、うん、そうだね。ありがとね、教えてくれて。」

「いえ、お役にたててよかったです。」

「じゃあ帰ろっか。」

「はい。」
























いつもの帰り道。

だけど、今日は流河君がいる。

何気なく、家まで送ってくれる流河君に、すごく、すごくドキドキする。

さりげない優しさが、すごく好き。

大好き。

大好き。

もう、流河君の隣にいると心臓が破裂しちゃいそう。





















さん?」

「えっ、うおぅっ、ハイッ!!?」

「・・・・どうしましたか、そんな奇声あげて。」

「や、・・・はは。」

「顔色があまり優れないみたいでしたけど・・」

「そんなことないないっ!!大丈夫ッ!!!」

「そうですか。・・・今日も、ご両親いないんですか?」

「ん、そうだねー。なんか今日は帰ってこないみたいな事言ってたかなー。」

「気をつけてくださいね。女性の一人は危ないです。」





不満そうな顔をしながらにそう言う。

少し不満そうな顔をしているのはおそらく心配だからであろう。

一人でいるときに何かあったら、・・・なんて思うだけでもう彼女から離れたくない。

そんな気持ちの流河は無防備なに不安を抱くばかりだった。







「あは、有難う。でも大丈夫だよ。あ、流河君、今日は時間ある?」

「はい。どうしました?」

「ごはん、食べていかない?・・・・一人で食べても、つまんないから、さ。あっ、でも流河君が嫌だったら」

「いただきます。」

「え?」

「ぜひ。」

「んじゃあ何しよっか。何がいい?」

「ホットケーキが」

「また甘いのばっかり。」

「・・、さんの作ったものならなんでも食べます。」

「え、あ、そんなに期待に添えないかもしれないけど・・」

「いいんです。さんの作ったものなら。」












何気なくそんなことをサラリと言ってしまう流河はニコリと少し笑いを見る。

当然は顔が赤くなっている。

そりゃそうだ。『貴女の作ったものならなんでも食べる』なんて、そんな嬉しいことを言われたのだから。

いつもよりも頑張って作ろう、そう思い意気込むだった。

















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糖尿病レベルだよね。Lたすの糖分摂取は。ワラ