「エル。」
「なんですか?」
「大好き。」
「私もですよ、愛してます。」
「大好き。」
「私もですよ。」
「大好き。」
「・・・?どうしましたか?」
「大好き・・大好き・・・・大好き・・・・・大好きよ・・・。」
「はい。知ってます。私も愛してますよ。・・・それで、どうしたんですか?」
「エル。」
「はい。」
「ぎゅ、って、して。」
「はい。」
「もっと。」
「はい。」
「もっと・・もっと強く・・」
「はい。」
「・・もっと・・」
「・・・今日のは、・・変ですね、何かあったんですか?」
「・・・・・とぼけないで・・。」
「・・何がですか?」
「嫌。」
「・・何か不満でも?」
「・・・嫌・・ずっと居て・・ずっと傍にいてよ・・・ずっと、私がおばあちゃんになって、ヨボヨボになって、クソババァって呼ばれるようになっても・・ずっと。」
「今日のはいかんせんナーバスですね。」
「私、・・エルがいなくなったら生きていけない。エルのいない世界なんて考えられない。エルが全てなの。」
「私もがいなくなったら生きていけません。貴女は、私の何よりも大切な人だ。」
「そう思ってるなら・・・・お願い、何処にもいかないで・・?」
「私が貴女の傍を離れたことがありますか?」
「ないわ。・・・・・だけど、いかないで。」
「おかしなことを言いますね、貴女は。」
「誰よりも・・・世界の・・この世に存在するものの何よりも、エルが好き愛してる、大切なの。」
「嬉しいですね・・そんなこと、初めて言ってもらいました。」
「・・・・お願い、死なないで・・・。」
「・・・やはりそういう意味でしたか。」
「エルがいなくなったら、・・・私、・・・・私、・・・嫌、嫌、嫌・・・!!」
「落ち着いてください。」
「落ち着けるわけ、ないでしょう。」
「私は、貴女のことを愛しています。」
「・・・私もよ。」
「泣かないでください。愛している人の泣き顔を見るのは、嫌です。」
「・・・うん・・・。」
「いい子ですね。」
「・・・・・ゴメン、泣いてばっかで・・」
「すいません、・・不安にさせてばかりで。」
「でも、」
「でも?」
「涙が、止まらないの・・・」
「・・はい。」
「ゴメンね・・ゴメンね・・・」
「・・すいません。」
「・・ゴメンね・・でも・・・止めようとしたって・・・どうしても出てきちゃうの・・・だから・・ゴメンね、・・今だけ、泣かせて・・」
「・・・はい。」
「エルゥ・・・エル・・エル・・・・・どうして・・・どうしてエルは・・Lなの・・・どうしてエルじゃなきゃダメなの・・・なんで・・」
「・・・そうですね・・・どうして私がLなんでしょうか、私がLでなかったら、貴女を泣かせ・・悲しませることはなかったのに。」
「・・・私はいくら泣いても、傷ついても、壊れてもいい・・・でも私、エルが傷つくのは嫌・・エルがLじゃなかったらエルは傷つかなかったのに・・」
「私は、がいてくれればそれだけでいいです、貴女が生きているだけで幸せなんですよ。それだけでLなんて肩の荷は、なんともないんです。」
そんなズルイ事を言って
大好きなヒトは
行ってしまった
遠くに
遠くに
もう手を伸ばしても届かない遠くに
あんなに近くにいたのに
あんなに強く抱きしめてくれたのに
『貴女が生きているだけで幸せなんですよ』
それだけを信じて
私は生きている
貴方がいないこの世界で
貴方がいないということで真っ暗になりそうなこの世界で
貴方のために
私は
貴方だけのためにありたいから
貴方は今
幸せでいてくれてますか─・・・?
───・・・『はいとても。』