「ハネムーンは何処だろう。」

「・・・・・は?」

「ハネムーンは何処だろう、って、言ったの。」

「・・・・・あー・・、オレが間違ってなかったらハネムーンっていうのはあれだ、新婚旅行」

「そうだよ、どうしたの、急に。」

「いや・・・一応確認しといただけだ。」

「カイだったら何処に行きたい?」

「・・オレ?」

「うん。」

「・・・・別に、何処でも・・・(お前となら・・・)」

「まった、そういう答えが一番困るんですねー。」

「そういうお前は何処行きたいんだ。」

「え?あたし?あたしはねぇ、そうだなー、イギリス行きたいなー。」

「お前のことだから単純にハワイとか言うかと思ったが。」

「失礼だねこの御曹司は本当に。」

「それはどうも。」

「褒めてないよ。バカイ。で?カイは?何処行きたい??」

「だから、何処でもいいと言ったろうが。」

「好きな人となら何処でも、って?」

「まぁ、そう取ってもらってもかまわないが。」

「そっかー、うん。やっぱりそうだね、うん。」

「・・・・・お前の行きたいところならどこでも」

「まぁあれだよね、ネコだし、ハネムーンなんて行かないか!」

「・・・・は?」

「ホラ。カイが可愛がってたにゃん太が近所のかわいこちゃんと結婚したじゃない。ネコだったらハネムーンは何処かなー、って、思ったの。」

「・・・・・・。」

「でもネコがハネムーンなんて・・・、カイ?どうしたの?」

「・・別に。」

「・・・・・・ゴメン。もしかして、あたし達のことかと思ってた??」















そう言ったとき、カイの耳が赤くなったのをあたしは見逃さなかった








『いつか、連れてってくれるんだよね?』











面白半分に聞いてみたら耳を赤くしたまま








『今のうちに何処行きたいか考えておけ』




って。








そんなカイが愛しくて仕方がなかった